空があるなら,飛び立ちたいと思った。海があるなら,泳ぎ渡りたいと思った。そして,自分にもはっきりしない希望があるなら,それを明らかにするため,走り続けたいと思った。少年よ,大志を抱け!
マイクロソフト社はいろいろなマーケットに攻撃を仕掛けているが,任天堂社のゲームボーイが支配している携帯ゲーム機の市場に挑戦することも議論されているという。このXボーイと名付けられたゲーム機は,Xボックス発売がうまくいけば,2002年か2003年には発売されるだろう。それはXボックスを,プレステ2の発売から1年程度待ってより良いものにしたように,ゲームボーイアドバンスの発売後,時間を持ってリリースされることになる。だが,市場の変化は早く,より早急な発売があるかもしれない。
ソニーは,パームOSのクリエに行ってしまった。セガは,モトローラと共同で携帯電話に注力している。すなわち,コンシューマーゲーム機の主要メーカーで,ゲームボーイの独壇場に立ち向かうものはいない状態だ。と,なれば,最後の頼みはMSと,なる。記事では,2D主体にとどまるゲームボーイアドバンスに対して,Xボーイは3Dと,より上位の技術が集約されることから,さながらホンダシビック対キャデラックの様相を示すとしている(^_^;)。なんにしても独占市場は,進化の速度を遅らせる。MSが,Xボックスでそれなりの立場を築けば,当然次は,Xボーイを待つ声は高くなる(WSは? と云わないでね(^_^;)。
MSという会社は,ある意味ではもう老年に近づいている。経営者たちだけでなく会社全体が保身と停滞を選択している。最近のMSの動きで,期待を膨らませるような動きが,なにかあったかい? だが,今までまったく関係のなかったゲーム業界について学ぶこと,そして今まで作ったこともないハードを売りさばくことを始めようとしていることは,意味深いことだ。もし,Xボーイで,新たな大志を抱くのなら,それもまたよし。携帯ゲーム市場の95%のシェアを握っている相手は(過去記事),MSにとってかつてないほどの強敵だ。挑みかかるなら,その大志は,尊い。Xボーイよ,大志を抱け!
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